2005年12月11日

オールナイトですよ。

「おかあぁさぁ〜〜〜〜ん!!」

そう、「お母さん」とくればあれですよ、あれ。
カルト映画の巨匠、石井輝男氏の作品ですよ。

そんなわけで今夜はサタデーナイト。

新文芸座に眠い目をこすりながら仕事帰りに行ってきました。



オールナイトで江戸川乱歩特集です。

上映作品は

「恐怖奇形人間」(1969)
「盲獣」(1969)
「双生児」(1999)
「屋根裏の散歩者〜インターナショナル版〜」(1994)


以上4本。

仕事が押し、文芸座に着いたのは上映時間から10分過ぎてから。
受付で「立ち見になってしまいますが1本目終わってあと館内が明るくなってからでしたら一人分の空席は見つけられると思いますよ」
と親切にアドバイスを受け館内へ。遅れれば立ち見になるのは昨年経験済み。
(2004年11月にも江戸川乱歩特集2週連続上映がありそのときも遅れて立ち見になった)

どの作品もすでに1〜2回観てるものだけど今回も楽しませていただきました。

なんてったって「奇形人間」ですよ、差別ですよ、思いっきり。
突然でてくる明智小五郎。観客失笑。
そして冒頭にでてくる「おかあ〜さぁ〜〜〜ん!」はラストの名セリフ。
「おかぁさ〜〜〜ん」のシャウトと共に打ちあがる海辺の花火。
ここではお決まり、観客の拍手喝采&大爆笑。最高です。
途中の暗黒舞踏、全身金箔人間も見所かと思われます。


「盲獣」 盲目の男性が新人モデルのストーカーとなり拉致。
一緒に倒錯の道へ。というちょっと怖い話。
腕を切り落とすシーンではやはり目をそらしてしまう小心者の私。
このモデルさんの住んでるワンルームの部屋が昭和の香りプンプンで好きです。

「双生児」 この作品群の中では一番新しく本木雅弘、RYOなどが主演して
上映当時話題になったかと思います。
モックンのイッちゃってる演技とRYOのお人形のような美しさは必見。

「屋根裏の散歩者」三上博史主演。モックンとは別の意味でイッちゃってる役。
三上博史は相手をちょっと小馬鹿にしたような変質者的な役が似合いますな。
というかこの映画が上映されてるとき、半分寝てました・・・orz
一度観たとはいえ忘れてたりしてるのでちゃんと観たかった、ぐすん。
ちなみにSMやら放尿やらとエロティズム満載。


ちなみに江戸川乱歩の小説は実はちゃんと読んだことがありません。
中学生の頃兄が買ってきた「孤島の鬼」を冒頭だけ読んだのですが読破までいかず。
なので文章での江戸川乱歩の世界は知らないのですが
映画を観る限り新旧問わず「映像化が似合う作品が多いんだな」ってこと。
読む人の想像力を掻き立てるというかイメージさせてしまう「なにか」があるのかなと。

ああ、丸山(美輪)明宏の黒蜥蜴も観たいなあ。
(↑小説読もうかなとは言えない私)


最後に
「今度はお前たち、正常な人間が我々奇形人間に服従するのだ」

差別だらけの世の中にコダマするこの心の叫びだけは笑えない、笑っちゃいけない。忘れちゃいけない。

posted by DORA。 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 本・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 石井輝男石井 輝男(いしい てるお、1924年1月1日 - 2005年8月12日)は、日本の映画監督。70年代はエログロ作品とアクション作品を量産し、90年代はつげ義春、江戸川乱歩の世界へ傾倒した。東..
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